大好きな爺ちゃんのお話です。
2019年12月3日の早朝に、安らかに息をひきとりました。
大正11年3月17日生まれ、満97歳
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自分なりの美学を持っている誇り高い職人さん
戦争を経験した爺ちゃんは、
「戦艦出雲」に乗っていました。
戦争で戦うよりも、船中が厳しく、
海に身を投げる人が多かったと。
苦難の時代を生き抜いてきた人。
歳を重ねてからは、熱心に木の剪定(せんてい)で汗を流し、
人に恵まれながら
充実した日々を過ごしてるようでした。
松を剪定する姿が印象的
松以外の草木の剪定も本当に見事で
小柄で痩せていて、高い枝木にひょいと登り剪定する姿は
子猿のようだったけれど、
寡黙で、淡々と
心を込めて丁寧に仕事をする姿勢は、
格好良くて、自慢の爺ちゃんでした。
お寺の住職さんが、日当を払いたいと言ったら、
爺ちゃんは、日当をもらうと、
「何日で終わらせないといけない」と、
急がないといけなくなるので断っていたそうです。
爺ちゃんらしいや。
自分がやりたいからやる
そして、喜んでもらえる
それはそれは見事に剪定
好きじゃなければ出来ないこと
子育ても同じ
子供はのびのび草木のように花を咲かせる
手をかけすぎると腐ってしまう。
ばっさりきると、枯れてしまう。
心を込めて丁寧に
必要なところだけ手をかければ良い
あとは自由に、それぞれの花を咲かせる
信じて見守るだけ
何事に於いても、
「してやったのに」は苦しくなる
人の為は「偽」
大切なことは
色々失敗するけれど、
自分を信じて、
自信を(自身)を持って
自分の為に生きること
祭壇の爺ちゃんから
私達の方に向けられた綺麗な花祭壇
爺ちゃんからみんなに「ありがとう~」と
お花のいい香り
爺ちゃ~ん、
こちらこそ沢山沢山ありがとう♡
一足先にあの世にいった、
お父さんや親戚のおじさんが、
「爺ちゃん頑張ったね~」と迎える姿が目に浮かび、
不謹慎にも、私、泣きながら笑っておりました。
見えない存在に感謝して
最後までお付き合いありがとうございました∞